よく聞く話ですが、「あそこのお寺はお墓の管理費を払っているのに掃除や手入れをしてくれない！」とおっしゃる方がいますが、その考え方は間違っています。
お寺の管理費はお墓の維持費（土地代）のことをいいます。その土地を貸してもらってお墓を建てているので、掃除・手入れをするのはお墓の持ち主の義務だと思います。
綺麗にお墓の掃除をされているお寺もありますが、それは善意であり必ずしも住職がやるものではありません。遠方に引っ越してしまって管理ができない方もいるかとは思いますが、一年に一度でも良いですのでお墓参りをして掃除などをしてあげてください。

お墓参りには色々なものが必要です。線香・蠟燭・お花・お供え物等々。当然ゴミも沢山出ますが、その場で捨てずに持ち帰るようにしましょう。
森の中に捨てている方もいますが、そのゴミを拾っているのは住職です。ポイ捨ては楽ですが、拾う人の苦労をもう少し考えてあげましょう。

お墓参りした人でたわし等を持ちゴシゴシ洗っている方がいますが、やめておきましょう。
たわし等で洗うと石に傷が付きます。そこから雨水が入り老化してお墓の寿命を縮めてしまいます。
お墓を洗うときは、布などで汚れを洗い流すようにしましょう。

墓地では例外なく遺骨が安置されており、ご先祖が眠っている場所です。そのような場所で、奇声をあげたり、騒いだりしないようにしてください。
他にお参りしている人にも迷惑です。また、肝試しなど良く行われますが、基本的には夜に入るのは失礼であり、不法侵入です。ご先祖様の眠っている場所では静かにお参りしましょう。